神奈川県相模原市の漢方薬局|全国実力薬局100入選店舗|子宝(不妊症)・膝痛・頭痛・自律神経などの漢方相談で喜ばれています。

基礎体温表についての説明→不妊治療は漢方の白井薬局へ

基礎体温表について

簡単に、基礎体温表についてご紹介しますね。
 基礎体温はその名前の通り、
体の動きが一番安静の状態にあるとき(生きていく上で最低限必要)の体温で、
起床時に動かずそのままの状態で計ることが基本となります。
実際にこの基礎体温は毎日計っていくことで体のリズムが顕著に出て、
疾患にもよりますが、婦人科疾患の早期発見に繋がるケースも少なくありません。

 基礎体温表はホルモンバランスや体のリズムがわかりやすく現れます。
これは西洋医学の情報だけに特化しているわけではなく、
東洋医学においてもこのリズムを知ることは非常に大きな役割を担っています。

 私はかなり多くの基礎体温表を見てきましたので、
それを見るだけでもどのような体質をお持ちなのか、
また病院の検査にどう表れやすいかがある程度わかります。

ですから、女性の方は基本的に基礎体温をつけることをお勧めしています。
ただ、
「基礎体温表をつけることが、すごいストレスになってしまう」
という方は無理に基礎体温をつけなくて大丈夫ですからね。
今つけていなくても以前に基礎体温を計っていた場合には、
ご相談の時に当時の基礎体温表をお持ち頂ければ助かります。

理想の基礎体温表

基礎体温表の画像
 こちらは理想的な基礎体温表です。
いくつかのポイントをチェックしてみましょう。
①およそ28日周期(個人差によって異なる)
②排卵期の上がり方が1~2日で移行する
③低温期、高温期が安定している(高温期の日数が十分であることも含める)
④月経期初日には体温が下がっている

 このように理想的な表は、今までに数例しか見た事がないですね。
全てが理想でなくても大丈夫です。

この理想の形にならなければ妊娠できないわけではありませんので
ご安心くださいね。

 皆さんの基礎体温表を改めて比べるといかがでしょうか?
違うところがいくつかありましたか?
なぜ違うのか理由が知りたくなってきますよね。

不思議なことに、
ほとんどチェックポイントと違う方でも原因となるのは一つだけ。
逆に一ヶ所だけポイントと違う方でも、
いくつかの原因が絡み合っているケースは少なくないのです。

「なぜ?」という声が聞こえてきますが、
実はその差が「今まで培ってきた体質の違い」なんですね。

一般的に多い基礎体温表

 薬局に来られる方の中で多いタイプをご紹介しますね。

①低温期が長い、又は、高温期への移行がスムーズではないタイプ
基礎体温表の画像
 このタイプは比較的多くの方に見られます。
このタイプの方は、
内膜の増殖や卵の育ちが良好ではないために
排卵までに日数がかかってしまう傾向が強いです。
卵の質も考慮すると、
排卵する際も比較的時間がかかってしまう傾向(結果的に高温期が短い)が強いですね。

また、母乳を出すホルモン(プロラクチン)の影響も考えなくてはいけませんね。
病院では黄体機能不全や排卵障害(卵管狭窄・閉塞)、
高プロラクチン血症などと言われる方が多いタイプだと思います。
 
②基礎体温が安定せず、ギザギザするタイプ
基礎体温表の画像
 このタイプも比較的多く、近年増加傾向にあります。
ストレスを抱えている方の多くに見られるというのが大きな特徴で、
ストレスによってプロラクチンの分泌が過剰になったり、
その結果FSHの分泌を抑えてしまうことも度々見受けられます。

病院では高プロラクチン血症や月経前緊張症候群などと
言われる方が多いタイプだと思います。

 実は、このタイプの方は基礎体温の計り方に問題がある場合もあります。
基礎体温は基本的に目が覚めたら動かずそのままの状態で計るものですが、
計る時間にも影響を受けます。

例えば、いつも朝6時に計っている方が、
お休みの日に朝8時に計っただけでも0.2~0.3度変わることが多いですよ。
基礎体温でその温度変化は大きな変化として表に現れますので、
いつもより遅く(早く)計った時は何時に計ったのかメモするといいですよ。

 今回は簡単に二つのタイプをご紹介しましたが、
これらはほんの一部の例で、
他にも低体温や排卵がない、高温期が短いまたは安定しないなど、
まだまだ様々なタイプがあります。
(殆どの方は複数のタイプが混合しています)

 色々なタイプがありますが、
基礎体温についてみなさんは基本的なことを知っているだけでいいと思いますよ。
毎日、計った結果で一喜一憂するのはあまり意味のないことですからね。
深い知識を持ち、それを活用していくのは私たちの役割ですからね。

 西洋医学ではホルモン補充療法がメインとなり、

漢方薬では、余計な部分を取り除きながら
足りない部分を補う(補い過ぎない程度に)のが基本となります。
「取り除く・補う」どちらがメインになるかはその人の体質次第です。
ですから、
ひとりひとりにピッタリ合って、
なおかつ体に無理のない方法が一番良いですね。

基礎体温表の記入のポイント

①計り忘れた日は、前後の日と線を繋げないようにしましょう。
②いつもと計る時間が違ったら、おおまかに計った時間をメモしておきましょう。
③月経痛、排卵痛、腹痛、頭痛などあったときはメモしておきましょう。

 

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional