起立性調節障害
起立性調節障害
起立性調節障害 10代 男性
小学6年生から何度か立ち眩みや頭痛、倦怠感などがあり、
進学してからはほぼ毎日そういった症状があるとのこと。
今では腹痛もあり、朝食はあまり摂れないとのことでした。
病院で検査して貧血や甲状腺の異常がないために
起立性調節障害と診断され、
ミトドリンと鎮痛剤が処方されたが特に変化がないとのこと。
朝はめまい、頭痛、倦怠感の症状が強く、
とにかく起き上がることができないとのことでした。
また、起こされてもなかなか目が覚めることもなく、
起こされた記憶もあまりないとのこと。
このままでは行きたい学校も行くことが難しいために
なんとか改善させたいということで漢方相談にこられました。
漢方薬は
①気の巡りや自律神経を調節する漢方薬
の1種類をご提案しました。
また、栄養を補給する健康食品をご提案しました。
漢方服用から1ヵ月、立ち眩みはあるものの、
散歩は30分できているとのこと。
参加できないと思っていた運動会も参加でき、
競技もできて嬉しかったとのことでした。
頭痛は日によって波があるが、
鎮痛剤を飲まなくても大丈夫とのこと。
漢方服用から2ヵ月、頭痛や腹痛はなくなり、
朝は目覚まし時計で起きることができるようになったとのこと。
学校に行って足がガクガクしていたのもなくなったとのことでした。
倦怠感や登校時に学校に近づくにつれて眠くなるのがあるとのこと。
漢方服用から3ヵ月、頭痛や腹痛はないままで
朝食が増えてきたからか、体重が増えてきたとのこと。
漢方服用から4ヵ月、食事量も順調に増えて
体重は当初より3キロ増やすことができたとのこと。
学校のテストも全部受けることができたので
本当に良かったとのことでした。
日に日に良くなっていくことを感じるので
親御さんも本人も喜ばれていました。
起立性調節障害は自分で目覚めることが困難です。
でも、それができれば、あとは筋肉量や体力を増やして、
学校に通い続けても問題ないようにすることが大切です。
以前よりも通学できているので大丈夫。
このまま順調に改善がみられるといいですね。
※症状や効果効能は個人差があります。