陰部のかゆみ・ただれ
陰部のかゆみ・ただれ
陰部のかゆみ・ただれ 70代 女性
3年以上前から陰部のかゆみがあったとのこと。
日中のかゆみもあるが、特に夜、布団に入ってからが
無性にかゆくなり、傷が深い時にはすぐにただれてしまい、
痛みも伴うとのことでした。
病院では原因がわからず、
ステロイド軟膏と抗ヒスタミンの薬が出て、
使い続けているとのことでした。
薬を使うとかゆみはある程度おさまるが、
かゆみの回数が減るわけでもなく、
毎日使い続けていたら患部が茶色く変わり、
普通の皮ふとは違って、
とってもモロくなっているとのこと。
今のままでは治らないと思い、
当薬局で少し話を聞いてもらった時に
ここなら治してもらえるかと感じ、
ご相談に来られたとのことでした。
漢方薬は
①陰部の症状に対応する漢方薬
の1種類をご提案しました。
漢方服用から15日、身体全体に
熱がこもっている感じはまだあるが、
布団に入ってからのかゆみは少し軽減したとのこと。
漢方服用から1ヵ月、身体や患部の熱感がとれて
スッとしているとのこと。
前回から強いかゆみは2回ほどしかなかったとのことでした。
このまま順調に治りそうな気がすると喜ばれていました。
漢方服用から2ヵ月、日中のかゆみはあまりなく、
強いかゆみもあまりないので、良い感じとのこと。
基本的にかゆみは我慢できる程度になっているので、
患部は重症になることはないとのことでした。
今までの習慣でステロイドを塗ってしまうが、
毎日塗っていたものが週2回ほどにまで
減っているので大丈夫だと思うと喜ばれていました。
漢方薬は継続中。
かゆみなどの症状を悪化させるものを
よく食べていらっしゃったので、
それらが減らせるか心配でした。
でも、ご本人様も驚かれるほど、
食べなくても大丈夫とすぐに慣れたようで本当に良かったです。
陰部の症状は梅雨から夏の間は悪化しやすいです。
油断せずに改善へ向けて引き続き一緒に取り組んでいきましょうね。
※症状や改善のスピードは個人差があります。