神奈川県相模原市の漢方薬局|全国実力薬局100入選店舗|子宝(不妊症)・膝痛・頭痛・自律神経などの漢方相談で喜ばれています。

僕の生きる道

僕の生きる道

画像の説明

 こんにちは。漢方相談担当の白井一矢です。

 漢方相談でお客さんに
「若く見えるけど、言うことは割と古風ですよね」
「意外と話しやすいですね」
「なんでそんなに色々知っているの?」など、
色々なことを言われます。

僕のことを知って頂きたいという気持ちがあるので、

この仕事をするようになったきっかけや、
福岡での修行のことを中心にお伝えしていこうと思います。

過去に戻りすぎ?

画像の説明

 小さい頃に、よく女の子と間違われていた僕は、
0才から通っていた保育園に
年間で半分も行けないくらい病弱でした。

今考えると、自分でも
「嘘だぁ~!」と言いたくなりますが、
両親は決まって
「あの頃は病弱で大変だったんだから~」
と今でも言います。

ですから、赤ちゃんの頃から「レバコール」という
体質改善の薬を飲ませられていたそうです。
確かに、物心ついた時には
すでに飲んでいた記憶がありますね。

でも、
そのお陰で病弱な僕も小学生になる頃には
ずいぶんと身体も丈夫になっていましたね~。

 小さい頃は、お店の中を通って家に入っていたので、
お店の雰囲気や両親がお客さんと話しをしているのをよく見てたり、
僕もたま~にお客さんと話したりしていましたね。

その中で、
両親がお客さんと話しをしている時に、
お客さんと一緒に笑顔で笑っていたのが
すごく印象に残っていました。

その姿がなんか良いなぁと思っていましたが、
小学5,6年生になると
「自分も笑顔でお店で話しができるようになりたいな」とか
「両親のようになりたいな」という想いが強くなり、
将来の夢や目標になっていきましたね。

画像の説明

照れくさかったり、両親が調子にのりそうなので、
今まで話したことはなかったのですが、
ついに書いてしまいました…。

とにかく、小さい頃の熱い想いがあって、
この目標に向かって進んでいく
ようになったのは間違いないですね。

僕が小さい頃は
「ドラえもん」や「北斗の拳」になりたい
と言っていたらしいのですが、
そう言っていたのが信じられないですよね(笑)

「どっちにしようかな~?」

中学生の時に、
薬局をするには薬剤師じゃないとダメというのを知って、
薬剤師になろうと思いました。

ただ、僕は勉強は大嫌いで、
イスに座るとおしりがムズムズしたり、
すぐに漫画を読んだりしていましたね…。
でも、明確な目標があったので、
漫画・テレビの誘惑や、おしりムズムズなどに
耐えながら自分なりに勉強していました。

大学はいくつか受験し、埼玉と北海道の大学の2校が合格しました。
大学はどこでも構わなかったので、
目を閉じて両大学のパンフレットを混ぜて、
適当なタイミングで引いたパンフレットの大学に決めました。

まずは薬剤師の国家試験が受かれば良いと思っていましたし、
国家試験合格率は大学毎の差があまりなかったので、
本当にどこの大学でも良かったんですよね…。
それにしたって、かなりいい加減に決めましたね…

「漢方と糸練功でやるしかない!」

 元々、人と話すのが好きなので、
薬局をする時にはお客さんと話しができて、
なおかつ自分が少しでも人の役に立てるには
「漢方をやるしかないな」と勝手に思っていました。

小さい頃から飲まされていたので、
漢方薬に抵抗はなかったですし、
西洋薬よりは身体に優しいことを知っていたので、
大学に入学する時には自然と「漢方薬をやるんだ」と決まっていましたね。

 大学4年生になりたての時に実家に帰ると、
部屋の電気もあまり付けずに、
怪しげなことをしている父と母がいました。

僕はビックリして、何をしているのか尋ねると、
父は「怪しく見えるよね…」と言いながら糸練功の話しをしてくれました。

糸練功のことを少し知った僕は
「漢方と糸練功の組み合わせは最強じゃん!
その糸練功っていうのをやらなきゃダメでしょ!」と
興奮気味に話していたのを覚えています。

それをきっかけに、
学生の頃から伝統漢方研究会の勉強会(関西地区)に
参加するようになりました。

ただ、当時の僕は漢方を全く知らなかったので、
勉強会では何を言っているのかわからないし、
言っていることをメモするのもままならなかったです。

漢方は難しいので、
理解できない自分にイライラした時もありましたが、
自分の目標には欠かせないと思ったので、
分かるようになるまで、とことんやってやろうと決意しました。

みっちり研修するべし

 漢方の基礎がないから勉強会で分からないのだと思っていたので、
基礎をしっかり学ぶことを決意しました。

イスクラ産業株式会社という会社で
中医学(中国の伝統医学)を学ぶ塾をやっていると知り、入塾しました。

塾生は毎年少人数で、各自塾寮に入ることが決められていました。
週の半分が1日中机に向かう中医学の授業で、
他半分はイスクラ直営店(漢方薬局)で実際の現場で学ぶという研修でした。

寮の近くの焼き鳥屋でビールにトマトときゅうりを頼んで、
塾生同士で漢方のことなど熱く語りあったりもしていましたね。

 中医学の講師は基本的に中国人(日本語ペラペラ)の先生で、
みなさん有名な先生ということもあり、
授業はレベルが高かったですが、
教え方が良かったので、分かりやすかったです。

一年間みっちり勉強を終えた後に、
中国の北京中医薬大学医院へ一週間研修に行きました。

画像の説明

そこでは病院でトップレベルの先生の講義を受けたあと、
その先生の診察を真横で聞くという内容でした。
片言の中国語で患者さんと話したり、
先生と一緒に脈や舌べろを確認したりしていました。

中国研修を終えてすぐにイスクラ直営店に就職した僕は、
中国人の先生の指導を受けながら薬局でさらに2年間漢方の勉強をしました。

いざ福岡へ!!

イスクラ産業株式会社の直営店(漢方薬局)で
2年間の勤務をしている頃は当然、
漢方相談をしながら漢方の勉強もしていました。
ただ、会社で行われる漢方勉強会は
どうしても「商品を売るための勉強会」になり、
「漢方の勉強」と言えるものは少なかったです。

一方、
伝統漢方研究会(略して伝漢研)の勉強会はただ純粋に
「いかに症状を改善させていくか」、
「患者さんのために最善をつくす」
ということに基づいている内容だったので、
僕にはとても有意義な勉強会でした。

 伝漢研は毎月行われる各地区での勉強会以外に、
毎年1回、全国大会と呼ばれる大きな勉強会を開催しています。

僕がイスクラ直営店に勤務している時は、
横浜で全国大会が開催されました。

画像の説明

伝漢研で講師をされている木下先生(師匠)と二人でお話する機会があり、
お酒を飲みながら色々なことを話しましたね。
というよりは、
僕の考えというか想いみたいな内容を色々聞かれましたね。
そして、先生から
「一矢!やっぱり、うちに勉強しに来んね~」と
言われたことは今でも忘れられません。

自分の中では、イスクラ勤務は3年間で、
その後に先生のもとで勉強をすると決めていて、
先生は「それでも良いよ」とおっしゃっていました。

でも、
全国大会の時は二人で今までにないくらい真剣に話して、
「今の年齢だからこそ学ぶ意味もあるし、今しか学べないこともある」
と先生に言われたのをきっかけに、
「来年の春から先生の元で勉強させて下さい、お願いします」
と決意を新たにしました。
結局、2年間のイスクラ勤務後に福岡の修行へ旅立ちました。

理論を知っているだけではダメ!

 東洋医学の勉強は2000年前から続いている
過去の経験を勉強することになります。
ただ、
その勉強は机の上の知識だけで終わることが多く、
学んだことが実際にどう駆使できるかは別です。

画像の説明

古典から学んだものをいかに実践で駆使できるかが
重要なポイントで、
常に患者さんへ還元されるものだったので、
勉強する時には患者さんの姿を浮かべながら学ぶことができて、
すごく嬉しかったです。

1に勉強、2に体験

 東洋医学は遠い昔から実践で学んでいく学問でもあり、
自らが体験することで得られるともされていました。

確かに、
漢方薬の味や香りは本に書いてある内容を
自らの舌や鼻で確かめることは非常に重要です。

画像の説明

例えば、
本に「苦い」と書いてあっても、
生薬によって苦味の深みやエグミは全然違うので、
本だけでは分からないことがあるのです。

味や香りだけではないですが、
とにかく自分自身が体験して得ることがすごく多く、
何かあれば自分の身体で人体実験をしていました。

漢方薬に使う生薬はたくさんの種類があるので、
覚えるのが一苦労…。
でも覚えるのは苦痛ではなかったです。
(好きなことだからかもしれないですが…)

質の良し悪しもありますから、
「良い質の物を見極める」眼を養っていくことを
心がけて生薬を見ていました。

その甲斐あってか、この間、修行先の薬局に行った時に
生薬が少し変わっただけでも気づくことができて、
「よく分かりますね~」と言われました。
細かな違いにも気付くので、よく見ておいて良かった~と思います。

早く・確実に改善するためには

 相談に来られる方は病院をいくつも回ったり、
手術しても治らなかった例ばかりだったので、
東洋医学のことだけわかっていれば良いというわけではありません。

病院ではどのような治療をするのか?
西洋医学的な診断は何か?
血液検査の内容はどうなのか?
など、西洋医学的な勉強も平行して学んでいきました。

その結果、東洋医学、西洋医学を問わず、
一番良いと思われる方法をご提案することが可能になったと思います。

画像の説明

当然、糸練功の訓練もして
習得できたので、その影響もかなり大きいですけどね。

感謝いっぱい!笑顔で卒業

画像の説明
画像の説明

 修行は2年3ヶ月でしたが、
漢方だけでなく、色々なことを学ぶことができました。

先生は父親のように接してくれましたし、
スタッフや周りの人達に感謝しても、しきれません。

うまく表現することができませんが、
何度でも「ありがとうございました」と言い続けていきたいです。

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional